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2013年6月14日 (金)

ネタを集めて

 手塚治虫が言った言葉に、

「アイデアなら売り出しセールをしたいくらいあるんですよ」

というのがあったと思う。そんな境地に達することができたら、それは楽しいだろうと思うのだが、別にじゃあ常にネタ切れなのか、といわれると、そういう人も少ないのではないだろうか。

 ネタなんてものは、そこらじゅうに転がっているものなのだ。人はそれに気づかないだけで、ネタなんてあふれている。あふれているどころか、私の場合は、現在視線を180度動かすだけで2つ3つはネタを見つけられる。洪水である。ネット社会になってから、情報洪水といわれているが、その通りだ。

 問題なのは、どうやってネタを見つける力を身に着けるか、ということになってくるだろうか。

 ネットが洪水なのは確かだが、すでに情報としてのっかっているものを、改めて自分のネタとするのはおもしろくない。だから、ネタを得るなら、画面から得ようとするのはよした方がよい、と私は考える。

 ネタをキャッチする感覚を育てる一番良い方法は、「書きとめること」である。どんな些細なことでもよいから、気になった瞬間にメモするのだ。それは、物理的に行う必要大である。頭の中にとどめておくのは、そのままきれいな水を、わざわざためて、腐らせてしまうようなものである。

 そして、文章にするのだ。原稿用紙に、とは言わないが、ノートでもいいので、少量、書いておく。ちょっとでいい。ネタがあって、そのネタに一言感想をつける。そうするだけで、感覚は鋭くなってくる。

 原稿用紙に書く利点としては、文字数を正確に把握することができる、ということにある。そして、達成感が大いに得られるところも大きい。原稿用紙を1枚使い切るというのは、なかなかの達成感だ。ノート1ページを使うのとは全く違う。

 ネタを見つける、考えを深くする、その作業にもっともよいのは、散歩だと私は考えている。景色は同じように見えて、一時も同じものはない。歩くと考えが整理されると同時に、新たな情報が、頭の中にも入ってくるのである。そうして常に新鮮な思考を整えておく。そうすれば、ネタなんていくらでも見つかるようになるだろう。

 逆にいってみれば、ネタが思いつかない、というのは、心身が行き詰っているのだともいえるかもしれない。

 やはり散歩はいい。リフレッシュしつつ、次の目標へ進むことができるのだから。

 ネタなんていくらでもある。この記事を読んだら、周りを見渡してみてほしい。なにが一番最初に目に留まったろう?それを書き留めたら、それはもう次へのステップなのだ。

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